つづき2
そう言って彼女はゆっくりと過去の体験を話した。
「そうなんだね、そんなことがあったんだ。」
この時に、人は見かけによらないとはよく言ったもだと思った。
まさか、彼女がそんな体験をしてるなんて。
「早く仲直りしないとね。」
「、、、、、、、」
「僕でよければ力になるし、何でも話してよ。
でも、明日には仲直りしてると思うよ。」
「はい、、、」
常連らしきお客さんと髭の店員さんが映画の話で盛り上がっている。
ちょっと、間に入るのが申し訳ないと思いつつ。
「すいません、同じやつをふたつお替りお願いします。」
「かしこまりました。」 「はい、どうぞ。」
「ありがとうございます。このスパークリング美味しいですね。」
「ありがとうございます。そうなです、
これを飲んじゃうとなかなか違うやつ飲めなくなっちゃいます。」
「たしかに、、、、、、、、、、」
と、なんとなく定員さんと話をしてみたり。
「これ飲んだら帰ろうか。彼も待ってると思うし。」
そんな大したことないケンカと思い、
軽い気持ちで励ましてみたが、彼女の顔色は変わらずだった。
「私、、、、今日は、、、帰りたくないんです。」
まさかの言葉に、僕は言葉を失ってしまった。
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