続終・あれこんなんだったっけ?

二人が目を覚ますと、夜のことは内緒にしようということになり

お互い家に帰ることになりました。

彼が家に帰り、充電の切れた携帯を充電しながら昨晩のことを

振り返りA子ちゃんからのLINEに返事していないことに気が付きました。

充電が少したまり起動できたので、返事を返すことにしました。

「どこにいるのー?」とか「寝ちゃってるのー?」とか

何通か来てて、最後のLINEが「家じゃないのかな、、、、」

充電切れえて返信なくて、家だったら充電できるしそういう解釈した

のかなと勝手に彼は思って、

「ごめんね、昨日は飲みに行ってて酔ってて、しかも充電切れちゃって

返信できなかったんだ。」

そして、なんとなくB子ちゃんとのこともあり続けて彼は

「家にはいたんだけど、酔ってそのまま寝ちゃってたみたい。」

と返事を送りました。

今日はバイトも休み、学校の授業もないのでのんびり過ごしていた彼は

夕方にB子ちゃんに連絡をしてみました。

「おつかれ。俺は今日はのんびり過ごしてるよ。」

すると少したってから、

「お疲れ様、いいね。わたし、急だけどバイト辞めるね、、、、。

あと、もう連絡もしなくて大丈夫だから、、、。」

どうしたんだろう。やっぱり昨夜のことがまずかったのかな。

その後、彼が何通かメッセージを送っても既読がつくことはなかったそうです。

「ねぇ、マスター!このスペインの赤ワインくれない。」

「スペインのモナストレルですね。かしこまりました。」

(このワインは、ラスエルマーナスというワイン。私のお気に入りの一本です。

香りは華やかさがあり、味わいは割としっかりしていて程よいタンニンも感じられる、

私の中では、ブルゴーニュとボルドーを足して割ったようなワイン。)

「マスター、なんでB子ちゃんは辞めっちゃったと思う?」

「うーん、やっぱり一線を越えてしまって気まずくなってしまったんじゃないでしょうか。」

「実はね、、、。」

彼に好意を寄せていたA子ちゃんが、彼と飲みに行ったときに彼の携帯にアプリを入れて

内部カメラで彼の様子をのぞいていたそうです。

B子ちゃんとのことも途中まで見ていた彼女はB子ちゃんに口止めをしたい多様で

怖くなったB子ちゃんは関わることを辞めたそうです。

いろんなアプリがあるよな中なので、パスワードなしでインストールできるアプリあるかもしれません。気が付くとアプリの位置が変わってたりすることありませんか。

「便利な世の中になりましたけど、やはりそれ以上に怖いことも増えていますね。」

「でしょ!マスターも気を付けた方がいいよ~。まぁ作り話だけどこれは。

それにしても、このワインもおいしいね!リフレッシュできたからまた仕事場に戻るかな、

ごちそうさま。」

「ありがとうございます。お仕事頑張ってください。」

                                        おわり


bar vert

浅草の隠れ家♪ 浅草の駅近くで、ゆっくりお酒と料理を楽しめる空間 お酒は各国のワインをメインに日本酒も多数ご用意してます。

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